料理の味はどうやって決まるのか問題 

本日、父と二人でランチをしにいきました。ランチはおいしかったのですが、なんか釈然としないものが残り、なんだか奇妙な体験をしたので言語化してみます。

おいしいと感じ損ねたお寿司の味

まず、父と母がつい先日見つけた、普通においしかったというお寿司屋さんがあるので、行ってみようということになりました。以前は喫茶店だった建物を改装してお寿司屋さんにしたという変な経歴なのですが、まぁそこはおいておいて。

お客さんはそんなに入ってないようでしたが、閑散としているわけでもない、といった感じ。特別客の入りが気になったわけでもなく、父と私は天ぷらランチを頼みました。待っている間、父と私は親子の会話を楽しみながら、店の様子を見ていました。

40代くらいの寿司職人かつ店主らしき人が、私たちの座るカウンターでお寿司を握っていました。従業員の人は全部パートの人、という感じ。地味~な感じのおばさんたち。いや、若い人もいたかしら。

私の席からは厨房が見えて、そこには数人が働いている様子。みんな淡々と仕事をこないしていました。

しばらくすると、きちんと握られたお寿司と天ぷらが私たちの目の前にやってきました。ウエイトレスの方は、まず父の方から配膳しました。私は「うわー、さすが九州だなー。男の人から配膳するんだなー」と興味深く見ていました。

日本で食べるものはなるべく写真に収めようと思ってるけど、わざわざ写真を撮るまでもなく。まぁ田舎のお寿司屋さんだから別にそれはしょうがない。

でもお寿司も天ぷらも茶碗蒸しも普通においしかったんです。盛り付けもきれいにしてあったし。私もつくってくれた人に「お寿司、おいしいです」とちゃんとお伝えして。そう、普通においしかったんですよ。

でも特別おいしいわけじゃない。

店主の方と少しお話して、「今度夜も飲みにきてくださいねー」「ぜひ~」という八方美人の回答までしといてなんだけど、でも私なんかこの人が苦手だな、と思った。従業員に対して口調が冷たい感じがして、カウンターに座っている私たちの前で従業員を叱り始めるんじゃないだろうかと一瞬ひやっとしてしまいました。杞憂でしたが。

そのお店のル―ルなの?

食事を終えて、お店を出ていってからも、私はずっと考えていたんです。

田舎のお寿司屋さんだから?味が洗練されてない?なんなんだろう、この違和感は。味はおいしかったのに、なんだかおいしいと感じ損ねてしまったこの感じ。

ぐるぐると考えていて、はっとしました。

そうだ、従業員がまったく笑ってなかったからだ! 

配膳する時も、従業員同士で会話している時も、お会計をする時も、私たちを見送る時も!

 

つい先日友達と「本気ではない接客はまったく入ってこない、心からの笑顔って大事よね」という話をしたばかりでした。しかし、ウエイトレスが笑って接客してくれたら私の食事がもっとおいしくなったのに!ということをなぜか今回は思わなかったんです。

だって、従業員全員笑ってなかったから。超満員でフル回転している時ならわかるけど、そうでもない時に、従業員がまったく笑わない異常さ。私たちにだけ笑いかけられなかったのではなく、従業員同士でも笑ってなかったと思う。

もしかしたらたまたまその時だけだったのかもしれませんが、なんとなくここは職場環境が良くないのでは・・・と思ってしまいました。それとも従業員すべて、笑わない、やる気の無い人を採用したとか・・・。「料理は料理人の想念が入る」と聞いたことがあるので、もしかしたらお寿司を握る人に苦手意識を持った時点で私にとってはおいしくなかったのかもしれません。

せっかくのおいしい食事がすごく変な気分になってしまいました。従業員がみんな笑ってないのは、よほど採用すぐ側に見る目がないか、ボスが悪いかだよなぁ・・・。

そこを変えればよくなるのに、気がつかないんだろうなぁ。もったいない。

 

人がつくりだすエネルギーってこんなにもわかりやすいものなんだ、と私も気をつけようと心が引き締まる思いでした。


Message