動物を飼う時は子どもであっても責任感を。

こんな記事を読みました。

 

「親は子どもにぬいぐるみを散歩させなさい」海外のトレーナーがそう勧める理由

日本でも犬や猫などのペットを飼う人が増えている半面、「お世話をし切れなくなった」「引っ越す」「犬がいうことを聞かない」などの人間たちの都合で、ペットを手放す人が後を絶ちません。

見捨てられたペットたちのほとんどが保健所に送られ、場合によっては“殺処分”されてしまいます。

 

上記の記事は、ペットの殺処分0を目指し、精力的な活動を行っておられる特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンのプロジェクトリーダーである大西純子さんのインタビューです。
“かわいいだけで子犬は飼ってはいけない” という「当たり前」のことを当たり前にできない飼い主たち。

特にかわいい盛りの子犬を子どもたちが欲しがる場合には注意が必要です。

大西さんは以下のようにインタビューに答えています。

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最近読んだアメリカのトレーナーさんが書いた記事では、「子どもが子犬を欲しがったら、まず子犬のぬいぐるみを一個与えなさい」と勧めています。

(中略)

このぬいぐるみは君が飼おうとしている犬と同じで、まずは名前もつけなさい。朝起きたら、この子をつれて30分ほど散歩に出かけなさい。雨の日も雪の日も、暑い日も。ちゃんと毎日繰り返しなさい。

帰ってきたら、その子に仮のごはんをあげなさい。体が汚れたら、洗ってあげなさい。

(中略)

そうすると子どもに、犬を飼うことってこんなに大変なんだなって知ってもらえます。

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これは、確かになるほどなと思いました。

ただ一方的に「犬を飼うのは大変よ、ご飯だって食べさせなくちゃいけないし、糞だって片付けなくちゃいけないのよ!」と子どもに対して口頭で伝えるよりは、子ども自ら体験できるので、身をもって大変さがわかる。

あくまでぬいぐるみなので、「本物の犬だったら、もっとちゃんとできるよ!」と言ってくる子どももいるでしょうが。(そしてそれは、小さい頃の私のようです…反省)

 

日本のペット殺処分の現実

実際に日本でもさまざまな団体が殺処分を減らそうと尽力し、犬の殺処分は減ってきている喜ばしい事実があります。

しかし、猫に関してはまだまだ一向に殺処分を減らせていない、ということも忘れてはいけません。

 

日本の殺処分の数字に関してはこちらをご参照頂ければと。

環境省自然環境省 ホームページ  https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

 

殺処分0の国・ドイツ

ちなみに筆者の住んでいるドイツ。ペットたちの殺処分はありません(ペットが瀕死の重体の時の安楽死はあります)。

 

有名なのが、トップ画面でも使っている「ティアハイム」というアニマルシェルター。

ドイツ語で「動物たちの家」を意味し、行き場所を無くした動物たちがここに収容されます。

 

ドイツでは動物を飼いたい場合、ペットショップからではなく、このティアハイムからペットを引き取ることも多く、ここに収容された動物たちは里親が見つかり次第、第二の動物の生を生き直すことになります。

「でも、すべての動物に里親が見つかるわけではないでしょ?」と思われる方もいらっしゃいますよね。残念ながら、その通りです。

 

それでも、だからといって行き場所のない動物たちが殺処分の対象になるということはなく、彼らは生涯このティアハイムで暮らすことができます。

それが「ドイツには殺処分がない」と言われる理由です。

 

ドイツに根付いた寄付の文化

シェルターだけではありません。ドイツのスーパーに行くと、レジの近くにボックスが設置されているのをよく見かけます。このボックスには動物への支援が集められているのです。

動物愛護団体への寄付となると、一体どこに寄付したらいいんだろう?と思うこともしばしば。私のような外国人には少し少しハードルが高いですよね。

 

でもこのスーパーに設ボックスが設置されていると、自分の買い物がてらペットフードを買って、寄付!ということも可能なわけです。

 

寄付といえば、ティアハイムの経営も市民や企業からの寄付で成り立っています。しかし中にはこの経営方法が立ち行かず、破たんしてしまったティアハイムもあるのだそう。

ドイツの動物愛護の精神が揺らぐとは到底思いませんが、ティアハイムのような施設に関しては今後変わらざるを得ないのかもしれませんね…。


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