【映画の話】女の最大の復讐の言葉

久しぶりの更新です、皆さまお元気でしょうか。

オーガニックのことを書いたり、個人的なことを書いてみたり、はたまた言語について書いてみたり、さんざん迷走しているブログですが、そして今も正直方向性が見えておりませんが、いろいろ考えて更新が滞るくらいならばいっそのこと気楽に書いてみようという気になりまして。

Note(https://note.mu/amorphous/n/n8856cc49abb3)というプラットホームとなかなか書き分けができずに、試行錯誤しているうちにどっちつかずになってしまったので、もはやこちらのブログは気負わずにさらりと書くことにします。

でもなるべく自分の日記にならないように(すでに違うブログで試して、誰にも読まれなかった過去が…)、オープンを心がけたいと思います。

さて、最近のわたくし。

 

アジア映画にはまる

とことんアジアにはまっておりまして。

最初は、昔から大好きだった香港とか台湾の映画、特にヤクザもの、バイオレンスものを見ていたのですが、それを友達に伝えると「じゃあ韓国の映画とか好きかもね~。バイレンス度高いよ~」と助言され、試しに見てみました。

今まで韓国映画はあんまり興味がなかったんですよね。流行りものに対する反感でしょうかね。「シュリ」とか「JSA」とか大昔に流行った映画は一応見たけど、そこまで私の心をつかまず。

で、今回バイレンスだとかヤクザものを中心に鑑賞してみたんですよ。そしたらば!

だだはまり。てへ♡ 

骨に達するくらいまで容赦なくギリギリと皮膚に刻み込むことによって、脳天をつんざくような残虐さがたまらない。

 

バイオレンス韓国映画の先駆け映画

ネタバレになってしまうのでどの映画かタイトルは書きませんが、10年以上前に公開されたバイオレンス韓国映画の先駆けとも言える映画を見たんです。あれですよ、あれ。15年監禁されるやつ。

皆が面白いというだけあって、やはりとても面白かったです。最後なぜ主人公は監禁されたのか、そしてなぜ15年だったのかという謎が解ける辺りは、思い出してもぞっとするほど、良かった。

その中でも特に私が好きだったのがエレベーターのシーン。詳細は伏せますが、とある女性が「私を忘れないでね」というシーンがあるんです。この言葉が監禁へと繋がるわけなんですが、私はこのシーンを見ながら思ったんです。

「私を忘れないでね」って、女の男に対する絶対的な復讐の言葉だなぁ、と。

この映画はパク・チャヌク監督の『復讐3部作』と位置づけられているように、とある男の復讐が主軸となっています。でもね、この映画、男の復讐だけではないんですよね。

 

「私を忘れないで」の効力

あまりにも現実離れしているストーリー展開のために、あまり感情移入できる人は少ないかもしれませんが、私、この映画を見て、心の底から羨ましいって思いました。

だって、「私を忘れないでね」と言われた男の人、本当に忘れないんですよ。ずっとずっと覚えていて、そのために生きるんです。そんな風に生きなければいけない男の人は、かわいそうではあるけれど、でも、女の立場から言えば…これ以上に、女冥利に尽きることってあるでしょうか? そして、見事な復讐。これぞ、女。

なんでこれが復讐かっていうと、この映画では男性の弱さを女性が許してるんですよね。でも、「私を忘れないでね」という言葉によって(というよりも、実際は「死」という行為によって)自分を相手の心に一生住まわせることで、相手をじりじりと苦しめていくことに成功しているから。適当な復讐よりも、性質が悪い。

 

男性には疎まれるだけだろうけど、女として生まれて来たならば、こういう風に誰かの心の皮膚にギリギリと刻み込んでやりたいもんだ、それでこそ女だ、なんて思ったのでした。

だって、愛されない女と忘れ去られた女以上に悲しいものってこの世にある?

 

 

 


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