「そこにいるだけの人」になりたくない

またまた更新が開いてしまいましたが、ついに新しい仕事が始まりました。とにかく収入を得ることが目的なので、がんばって働こうと思います。2週間に渡って研修が行われるのですが、この3日で感じていることを少し書きます。

 

ドイツで苦手なこと

ドイツで働くのは今の会社で二社目なのですが、前職では毎日毎日ストレスを抱えていました。カスタマーケア系の仕事だったので、仕事の内容もストレスフルだったのですが、それ以上に、「ドイツ人やヨーロッパ人の中で日本人として働くことの難しさ」を毎日毎日感じていたからなのですね。

カスタマーサービスに関する考え方も違うし、働き方も違う。

例えば、日本人相手に働くには極端に言えば1から10まですべてをサービスの提供者が行う必要があり、それを提供できないのであれば、「サービスが悪い」と言われてしまいます(「オモテナシ」の精神ですよね)。でもヨーロッパの人のサービスの受け手はそこまで提供者に求めてないし、提供者も「オモテナシ」の精神なんてそこまでないです。だから、ヨーロッパ人の同僚からしたら、私は無駄なことをやってるとよく思われていました(涙)。

また、日本人の私からしたら、残業がなくて、5週間の有休があるドイツの労働環境なんて素晴らしいとしか言いようがないけど、「職場環境をより良いものにするための話し合い」とかチームでやらなくてはいけなかったりする。これ以上、何をよくするんだろう?って普通に疑問でした(お金以外)。

このミーティングというのが、私には本当に苦痛で。なぜかって、自分の意見を言えなかったから。興味あることについては議論は好きですが、会社のミーティングとなるとまったくアイディアが浮かんで来なくて。

無理やり意見を出すので、すごく的外れなことを言って、場が白けてしまったことなんて、一度や二度ではありません。それ以来、「もう黙ってよう・・・」と思ってしまったんです。

で、それを続けているうちに、私は「そこにいるだけの人」になってしまった過去があります。

 

発言力の大切さ

ヨーロッパで「発言しない」ということは、「いないことに等しい」です。マイノリティな意見であっても、彼らの多くは果敢に自分の意見を言うし、自分がなぜそう思ったかをきちんと説明する。誰もその時の意見でその人を判断しない。でも発言しない人は、間違った意見も言わない代わりに、そのミーティング外ですら自分の存在が薄くなってしまいます。

日本ではきちんと主張を言えるタイプの人だと自分のことを思っていたので、「日本での自分」と「外国での自分」に大きなギャップが生じてしまって、ほとんどアイデンティティクライシスでした(苦笑)。30歳過ぎてのアイデンティティクライスは実につらいです。

そういうわけで、ダークサイドに陥ってしまった過去があり、とにかく「そこにいるだけの人になりたくない」という思いが非常に強いので、今回は「知識と判断力をしっかりと身に着けて、理論的に自分の意見を言えるようになりたい」という気持ちがあります。

「自分の意見が言えない」ことにかんしては、理由がわかっていて、「仕事に対して愛情もモチベーションもなかった」、「知識が浅すぎて話にならなかった」「意見を言えても、説明できなかった」、「深く考えてなかった」とか、もういろいろ。

とにかく、今回の会社では「そこにいるだけの人になりたくない」。そのためにはやはり発言する力が必要なわけです。そしてその発言力を支えるのは「知識」、それから「きちんと自分の考えを持つこと」です。

流すように仕事をこなすだけではなく、またターゲットをヒットするだけではなく、「今のサービスや労働環境をよりよくするためにはどうしたら良いんだろう」ということを考えることが、苦手意識の克服になるのではなかろうかと感じてます。

苦手意識とかコンプレックスを感じている状態ってけっしてポジティブな状態とは言えないんだけれど、一つだけポジティブなことがあって、それは「ウイークポイントがわかってる分、そこを伸ばせば、自分の能力にかんしての可能性がまたまた広がるということ」でもあります。

 

もちろん簡単ではないけれど、そういうことに向かい合っている時間が私は意外と好きなんですよね。

 


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