Last Updated on 2024年12月22日 by Jo
皆様お元気でしょうか?9月に韓国旅行前半をアップしたのに、気が付けば数か月放置・・・ということで、引き続き、韓国旅行です!!
前回はこちら→ 4泊5日 韓国旅行 2024 その1
3日目 非武装地帯(DMZ)へ
1日目、2日目とソウル市内を回りましたが、3日目はソウルを離れ、非武装地帯へのツアーに参加してみました!
「非武装地帯」とは別名「軍事境界線」のことで、朝鮮半島においては北緯38度線付近にあることから「38度線」とも呼ばれています。
軍事境界線(ぐんじきょうかいせん、朝鮮語: 군사분계선 / 軍事分界線、英語: Korean Demilitarized Zone〈略称:DMZ〉)とは、朝鮮半島陸上において大韓民国(以下、韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)との実効支配地域を分割する地帯のことである。あくまで実効支配地域の「境界線」であり、「国境線」ではない。また、韓国においては北緯38度線付近にあることから38線(삼팔선:サンパルソン)と呼ばれることが多い。
Wikipediaより抜粋
まずはソウル市内で待ち合わせして、バスで40分ほどかけて北朝鮮との国境に近い、紺岳山という山へ。韓国に住む方々はトレッキングなどの目的でここを訪れる方も多いようです。
紺岳山は朝鮮戦争当時、前線だったのでしょう。山の中にこんな感じで防空壕?がありました。
紺岳山のつり橋。新緑がきれいな時期でした。
数時間の滞在を経て、次はいざ非武装地帯へ。実際に非武装地帯の中に入るには、韓国軍のものものしいパスポートコントロールを経る必要がありました(ツアー客の中にはパスポートを忘れた人たちもいましたw)
ここで軽い昼食を取り、次は「南侵トンネル」へ。
南侵トンネル(なんしんトンネル、朝鮮語: 남침용 땅굴 / 南侵用 땅굴、英語: Infiltration Tunnel)は、朝鮮民主主義人民共和国が軍事境界線を超えて大韓民国側へ掘り進めたトンネル。有事の際に、前線の背後に短時間で兵士や兵器を送り込み、後方攪乱を行う目的で建設されたと推測されている。
Wikipediaより抜粋
日本でもめちゃくちゃ人気を博した韓国ドラマ「愛の不時着」にも、北側の人がトンネルを通って南側へ行く描写がありますが、実際に70年には韓国で相次いでトンネルが見つかっています。今のところ、公式に見つかっているのは4つで、その中でも大規模なものが第三トンネル、私たちが非武装地帯で見学できたトンネルになります。
ウイキペディアによるとこの第三トンネルとは「全長1,635 m、幅2 m、高さ2.1 m、地下73 m。ソウルから52キロまで達しており、首都への奇襲攻撃を想定したものと考えられている。1時間に約3万人の兵士を送り込めると推定される」とされています。ここは写真撮影がNGだったので、トンネル内の写真がないのが残念ですが、実際に歩いてみた感想としては、162センチの私が腰を曲げる場所が数か所あったくらいで、成人男性でも特に問題なく歩けるくらいには大規模なトンネルでした。ここを通って北朝鮮軍がソウルに侵攻していたらと考えると、他国のことながらぞっとします。
上記の写真は展望台から見た非武装地帯です。手前は韓国、霞がかってみえるあたりに川があり、それを超えると北朝鮮です。写真では見えないですが、ここからははためく北朝鮮の旗が確認できました。天気がいいと金日成の銅像も見えるそうですが、この日は見えずでした。
ツアーは17時頃に解散、夜は疲れてたので、ホテル近くの韓国料理屋さんにて。焼肉がめちゃうまでした。
4日目 北村韓屋村~昌徳宮
4日目は韓国人の友達と15年ぶりくらいに再会できました✨ランチは伝統的な韓国料理で。
お次は北村韓屋村。ここは王宮景福宮(キョンボックン)と昌徳宮(チャンドックン)、宗廟(チョンミョ)に囲まれた地域で、上流階級の両班の居住していた地域なのだそうです。
韓国の美しい家屋が見れます。ただし、住人の方が観光客にうんざりしているとの話もあり、京都同様今後は観光に何かしらの制限がかかる日が来るかもしれませんね・・・。ちなみにソウル市内には伝統的な建物を宿泊施設に改造しているところもあり、次回韓国に行くことがあれば、そちらに宿泊してみたいです(でも超お高い💦)
北村韓屋村のお次は昌徳宮へ。こちらも李氏朝鮮時代の王宮で、正宮である景福宮に対する離宮として創建された建物です。建物自体は日本のものと類似点が見られますが、色合いは日本のものよりもカラフルですね。
さて、この日はめちゃくちゃ楽しみにしていたレストランに行きました!!
江南区というおしゃれエリアにあるEATANIC GARDENというレストランで、朝鮮パレスホテル江南 ラグジュアリーコレクションホテル内にあるレストランです。なんでも、デンマークのコペンハーゲンにある伝説的なレストランNomaで修行をした方が韓国に戻って開いたレストランなのだとか。
伝統的な韓国料理を現代風に解釈した料理がコンセプト✨どのお料理にもストーリーがあって、特にスタッフの思いや思い出などとともに料理を楽しめました。
お味はもちろん、マシッソヨ。ワインも美味しく、訪韓から半年たった今でも夫と「はぁ~♡美味しかったね、また行きたいね」と言うくらい素敵な体験させてもらいました。お値段的に頻繁に行けるレストランではないですが、一年に一回くらい自分たちのご褒美としてこういう素敵なレストランに行きたいものです。
ちなみに、韓国人の友達にもドレスコードは相談した結果、私と配偶者はカジュアルドレスアップでレストランに行きましたが、周りにいる人たちはめちゃくちゃ普段着(と言っても、カジュアルに見せて絶対に高いやつ)で、逆にこの人たちはめちゃくちゃお金持ちで日常的にこのレストランを使ってるに違いない・・・!!と思ったのでした。
ちなみに、レストランが入ってる朝鮮パレスホテルももちろんめちゃくちゃ素敵で・・・!!!次回の訪韓では是非泊まってみたいなーと思うホテルでした。ちなみにちなみに、江南エリアはおしゃれエリアとして有名ですが、美容整形クリニックもめちゃくちゃ多かった印象です。
最終日 5日目 景福宮へ
5日目、最終日にやっと景福宮へ!言わずと知れた、李氏朝鮮時代の正宮です。様々な時代の歴史の舞台になった場所です。
観光客も多いし、土地もかなりの広さなので、全部見て回るにはかなり時間がかかりました💦
観光はこれにて終了!
景福宮からホテルへ歩いて帰っていると、公園(写真下)の一角にテントがありました。2023年にソウル市内の梨泰院でハロウィンの日に起こった事故で犠牲になった方々の追悼の場でした。私も手を合わせてきました。そしたら、その場にいた中年の女性がそっと紫のリボンをくれました。もしかしたら、自分の子どもをその事故で無くしたお母さんかもしれないと思っていたたまれない気持ちでした。
ということで!韓国旅行はこれにて終了!
ソウル市内から仁川空港までは電車を使いました。韓国人の友達が教えてくれたのですが、私たちが使った大韓航空はソウル駅でチェックインでき、駅でチェックインしたらあとは搭乗口に行くだけでめちゃくちゃ楽でした!!
今回は歴史メインの韓国旅行だったので次回はもっと食べ歩きをして、ショッピングも楽しみたいなーと思いました。つまりまた行きたいってことですね!!楽しかった、韓国♡それに韓国(および朝鮮半島)の歴史ももっともっと学びたいと思った旅行でした!