今日、三回目のワクチンを打ちに動物病院へ行った。
枇杷はおとなしくワクチンを受けて、ずっといい子にしていた。
なんとも誇らしい!と思っていた矢先、先生に「何か困っていることはありますか」と聞かれた。
…ある。それも、かなり。
まず、一人になるととことん鳴く。近所迷惑にもなるし、何より本人がかわいそうなので、どうしたらいいのか相談した。
それから、噛み癖がどんどんひどくなっている。夫婦ともども腕が傷だらけだ。
散歩では探検だけを存分に楽しみ、外では排泄しない。
家ではちゃんとシートの上でうんちをするのに、目を離した隙に食べる。
朝は四時に起こされる。
などなど。
先生はいくつか解決策を教えてくれたものの、「トレーナーに頼んだ方がいい」と助言してくれた。
私は「そんなレベルなのか……!」と思ったが、夫のショックはもっと大きかったらしい。
確かに、夫は少し甘やかしすぎではある。
前にも書いたけれど、枇杷が来た翌日から一人で過ごす練習を始めようとしたときも、「かわいそうだ。罪悪感を感じる」と言って、結局一人にさせなかった。
自分のせいだ、と感じたらしい。
とはいえ、私も家にいる時間が長いし、甘やかしている自覚は十分にある。人のことは言えない。
「まあ、今気がついてよかったよ。トレーナーさんに頼ろう」
そう言って夫を励ました。
初めて犬を飼うわけでもないのに、これである。
今までの犬たちにも申し訳ない気分になった。
悲しい。
でも、わからないならプロに頼ればいい。そう思って顔を上げた。
枇杷も私たちも、もう少し幸せに暮らせるように。
撫でた枇杷の背中の毛は、相変わらずふわふわだった。
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