Last Updated on 2022年4月12日 by Jo
気が付けばもう12月も半ば!早いですねぇ。毎年あっという間に過ぎていきますが、今年はさらに早かったような・・・。
今年は本当にコロナ一色でしたが、皆さんにどってはどんな一年だったのでしょうか?
私は今年はずばり「頑張りたくない年」であり、「頑張らない年」でした。
去年あたりから正直「ちょっと疲れたな、頑張りたくないな」という気持ちを心の奥底にうっすらと認識はしていたのですが、「いやいや、頑張らないなんてありえないし!」みたいな感じで自分の中で打ち消してました。
わたしなんて全然まだまだだし、もっと頑張らないと!と気を張っていた感じでした。
でも今年に入り、コロナが蔓延し、フランスは3月から2か月のロックダウン。
ドイツから引っ越して来たのがマクロン大統領がロックダウンを発表したその日で、フランス間の引っ越しが間に合わず、その間の二か月は義両親の家で過ごすことになったのでした。
この間は「もうしょうがない、あきらめるしかない」という気持ちで、日記を書いたり、料理を作ったりして日々を過ごしていました。
5月半ばにロックダウンが解除されても、以前のような日常に戻ったわけでもなく、12月現在でもなるべく人との接触を避け、家で過ごす時間が多いです。
今はゆるりと就職活動をしていますが、不景気はすぐそこまで迫っているのだなぁ・・・という雰囲気しかない求人案内のサイトを毎日覗きつつ、フランス語を勉強して、料理を作り、映画を見て、本を読み、編み物をして、たまにブログ書いて・・・という毎日を過ごしてます。
「がんばることは正義!」と信じて疑わなかった数年前の自分からは考えられないような生活・・・!!
日本を出て海外に暮らして約10年。
よくよく考えてみたら、この10年間は、海外で生き残りたい、生活していかなきゃ、何者かにならなくては、結果を出さなくては、という思いが常にあって、(他人から見たらなんでもなくても)自分なりに頑張ってきた10年でもありました。
何者にもなれてもおらず、別に結果も出せてもいないけど、今はからだが疲れたと言っているようだし、ちょっとお休みしてもいいのかな、と思ってます。
「まだまだ全然なんだからがんばんなきゃ!」と自分の疲れを自覚しながらも頑張ろうとしていた2019に比べ、「ちょっと今は頑張りたくないし、少しくらい頑張らなくていいか~」とゆるゆるした年でした。
また頑張らないといけないことが出てきたり、頑張らないことに飽きたり、頑張りたくなったら頑張りますが、今はゆるくやっていきたいです。フランス語も頑張らないといけないのだけど、頑張ってパンクしてしまうよりはゆるく長く着実に身に着けていければもうそれでいいかな、と。
自分のことは不器用で、容量が良い方だとはけっして思ってないので、そのうち頑張らないといけない局面がやってくるだろうとは予測してますが、今はそのときのための充電期間・・・ということにしておきます。
【今日の一冊】
「わたしは今はあんまり頑張りたくない時期なんだな・・・」ということを自覚した時にちょうど韓国のエッセイストが書いた「あやうく一生懸命生きるところだった」という本に出合いました。
長時間労働、超競争社会の韓国で25万部も売れたというイラストレーターのエッセイです。Kindleでも読めるので、ちょっと最近疲れたな、と思う方は是非。