Last Updated on 2022年4月12日 by Jo
先日日本に帰る時に、ベルリン→ブリュッセル、ブリュッセル→東京というチケットを手配していて、最初のベルリン→ブリュッセル期間でさっさとこけた私。旅行関係会社で働いていた経験をもとに、航空券の手配の際に絶対にやってはならないことをシェアします。
しまった!フライトを逃した!
詳しいことは、前回のブログで書いておりますが、そう、私、長距離フライトを逃してしまいました・・・。
今回私は全行程をANAで買っていたのですが(ベルリン→ブリュッセル間はブリュッセル航空のコードシェア)、代替えの便と宿泊施設はANAからすべて手配して頂きました。ありがとうございました。
代替えしてもらえるかもらえないかの肝は二つ。全行程を一つの会社で“通し”で抑えていたこと、それから大手の航空会社であったこと(格安航空会社ではない)です。
まずは一つ目の項目から説明していきます。
全行程を一つの会社で“通し”で抑えていたこと
今回私は、ベルリン→ブリュッセル、ブリュッセル→東京、東京→福岡をすべてANAで“通し”で抑えていました。だから、すべての経路で代替え案を探してくれ、私は一銭も払うことなく日本に帰れました。
しかしもしベルリン→ブリュッセルを航空会社Aで取っていて、飛行機が遅れ、航空会社Bのブリュッセル→東京に乗れなかったとしましょう。
この場合、航空会社Aは間違いなく自動的な代替え案を出してくれません。なぜなら、航空会社Aはあなたが航空会社Bの便に乗ることなんて知らない、極論で言えば、関係ないからです。航空会社Aの義務はあくまで、あなたをベルリンからブリュッセルまで運ぶことであり、その後ブリュッセルから東京間の義務はないのです。
「お前のせいで飛行機逃した!どうしてくれる!」とごねて、乗れなかった飛行機代を後日請求することは可能かもしれませんが(航空会社次第。格安チケットだと、難しいかもしれません。後述参照)、ほとんどの場合代替え案は自分で探さなくてはならないでしょう。
日程のダダ崩れに加え、航空会社との交渉、代替えチケットとホテル検索、不必要なお金が飛んでいくEtc 疲れることばかりです。
ストップオーバーしない旅行の場合は、すべて一つの航空会社でまとめる。そうすることで、航空会社は最初から最後まで責任を持って目的地へとあなたを運んでくれます。もちろん、便の選択肢がないような僻地であれば話は別ですが、なるべく一つの航空会社で“通し”で取るようにしましょう。
実はかく言う私も通しで全日程を取らなかったことがあり、福岡→上海(中国東方航空)、上海→パリ(中国東方航空)、パリ→ベルリン(エアーフランス)間でチケットを抑えていたところ、上海→パリが遅れてしまい、パリ→ベルリンのフライトの時間に間に合わなかったことがありました。
あわや、パリ泊・・・涙!というところで、まさかパリでストライキ中で、飛行機がオンタイムで飛ばず、心配をよそに最終的にパリ→ベルリンの飛行機に間に合いました・・・笑 CDG空港がストライキ中でなければ、パリ泊だったでしょう。しかも自分手配。
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2番目の理由はというと、大手の航空会社であったこと(格安航空会社ではない)。
さすがに今回はANAだけあって、代替え案はきちんとしていたけれど、万が一これが格安航空会社であれば代替え案はかなりしょぼいものだっただろうと推測します。
大手会社は違う航空会社と連携していろんな案を探してくれ、最速で帰れる場合もあるけれど(私は自分の選択で、翌日のANA便を選択)、格安航空会社の場合は基本的に他の航空会社と連携していないので、次の日まで待たないといけないことは頻繁にあります。
私の身近なところでも、こんな例があります。オーストラリアでの結婚式列席のため、オーストラリアの某有名格安航空会社を予約していた友人。結婚式当日にケアンズに到着、そのまま結婚式へ出席、となるはずだったのがまさかのフライト事前キャンセル。代替え案は翌日とのことでした。
結婚式に間に合わないならオーストラリアまで行く意味がない!と怒り狂った友人は、某有名格安航空会社に払い戻しを要求したものの、某有名格安航空会社は払い戻しを拒否、次の日に搭乗するように主張してきたそうです。規約にもそれは書いてあるので、結局友人は泣き寝入りしかなかったようです(この話は2012年のことなので、今はもう変わっているかもしれません)
格安航空券にはこういうリスクがあります。安い分、彼らは何もしてくれないこともあります。
だから結局、お金で安心を買うか、安いから何かあっても諦めるか。人それぞれの優先順位ですが、それはあくまできちんと情報を知った上でしか優先順位は決めれませんよね。(ただし、自己都合で搭乗予定の便に乗れなかったとしても、そこまではさすがに大手の航空会社であってもケアはしてくれないので、旅行保険を有効活用しましょう。)
フライトトラブル時はこちらを使ってみるとよいかも
自分で交渉するのもいいけれど、埒があかないと感じたら、こちらの会社を使ってみるのもよいかもしれません。私も一度使ってみました(予約番号までもらっていたフライトに「予約が入っていない」と言われ、搭乗できなかったことがある)
成功ベースで手数料が25%取られますので、得られる額によって使ってみてください。
Flightright (ドイツ語にも対応しています)