Last Updated on 2024年2月28日 by Jo
前回に続き、ポルトガルはリスボンの3泊4日の旅、2日目です!
まずはEl Corte Ingles へ
この日は夜はちょっといいレストランにディナーに行こうと計画してました。最近のフランスではちょっといいレストランであっても誰もドレスアップなんてしてないし、逆におのぼりさん(死語?笑)と思われて嫌なので、まぁ私はワンピース、夫はシャツでいいよね、と事前に話してました。が、当日になって、夫がなんとなくレストランのドレスコードを調べてみたら、「カジュアルフォーマル」と書いてあるではありませんか。
そんなこと言っても、絶対に皆普段着のはずだ、と言い張る私と、せっかくだからジャケットくらい着ていきたい夫のせめぎ合い。結局、El Corte Ingres で夫は気に入るものがあればジャケットを買うことに。
El corte Ingres とは、スペインのマドリードに本社を置く百貨店チェーンで、フランスで言えばGaleries Lafayette、日本で言えば、高島屋とか三越とかの感じでしょうか? ちょっといいものが欲しい時に行くような百貨店ですね。
夫氏は無事に気に入るジャケットを見つけ、パンツも揃えることにしてご満悦。
支払いの段階になって店員さんから教えてもらったのですが、ツーリストであればだれでも作れるツーリストカードというものが存在し、使った分の10%がそのツーリストカードに溜まっていき、次回の買い物の時に使えます(5日間有効)。なので、もう夫のスーツで10%分が溜まったので、それでちゃっかり私もお洋服を買わせてもらいましたw
例えば、500EURの買い物をしたら、50EURがカードに溜まり、次回の買い物の時にその50EURが使える感じです。なので、一回ぽっきり、一つのお店でしかEl corte Ingres で買い物をする予定のない人にはあまりメリットがありませんが、何度かEl Corte Ingresでお買い物をする人にはかなりお得。ただし、El corte Ingresに入っている薬局やスーパーでは使えなかったので、注意が必要です。
写真付きの身分証明書を見せるだけですぐに作れるので、スペインやポルトガルのEl corte Ingresでお買い物をする方はぜひに!
2日目 ランチ
この日はEl corte Ingresで買い物というイレギュラーな予定を組み込んだため、その場で適当に調べたレストランでランチを取ることに。 地元のおじいちゃんおばあちゃんが昔からよく通ってたであろう、滋味深いレストランでございました。とにかく今回のリスボン旅行はひたすらシーフードを食べようと決めていたので、私はエビのマヨネーズ添えを頼みました。夫はステーキ。
なんか予想と違う・・・!!
大量のエビちゃんの下には茹でたポテトとレタスが隠れております。まー、味自体は悪くない、というか、シンプルな料理なので、悪くなりようがない、という感じ。隣の人たちは、エビのカレーを食べていて、そっちにすればよかったなーと思いました。前回紹介したTime Out Market でもシュリンプカレーはあったので、ポルトガルでは比較的コモンな食べ物なのかも。
カレーと言っても日本のカレーのように茶色ではなく、オレンジ色?のカレーです。今調べたら、エビのカレーはインドではチングリ・マライと言ってポピュラーなカレーのようです。でもなんで、ポルトガルにそのような食べ物が?と思って深堀したら、かつてインドにはポルトガル領が存在したのですね・・・!ポルトガルとインドの関係は1498年のヴァスコ・ダ・ガマが上陸したことから始まったそうです。
カレーから辿る世界史の旅・・・!!
とは言え、最近インド映画「RRR」を見た私としては、そこから何世紀にも及ぶインド人の苦難に思いを馳せるのでした(「RRR」はイギリス統治下のインド、そして彼らの抵抗、不服従を書いてます。)
リスボン市内観光
さて、ここからはゆったりリスボン市内の観光です。まずは、リスボン市内が見渡せる丘へ。天気が良く、良い写真が取れましたよ。

ヴァスコ・ダ・ガマ先生もこの港から出向したのかしら、なんて妄想しながら・・・

ポルトガルの美しいタイル。アズレージョと呼ばれる。
ポルトガルやスペインの位置するイベリア半島はかつてイスラム王朝があり、今もスペインやポルトガルにはその影響が色濃く残っています。一際目を引く美しい青色のタイルもその一つ。リスボンの街の至るところにそれらが使用されています。
建物の外観もアズレージョを使ったものが多く、種類も豊富で、見てて飽きませんでした!スペインも同じくイスラム文化由来のタイルが有名ですが(スペイン語ではアスレホと呼ばれています)、スペインでは住居用のアパートの外装に使われているのをあまり見かけないのでちょっと新鮮でした。
話はタイルから外れるのですが、上記の写真の中に洗濯物を干してあることにお気づきでしょうか?
地域によって違う可能性はありますが、最近はフランスやドイツのアパートでは洗濯物をこんな風に外干しするご家庭をあまり見かけないので、これもちょっと新鮮でした。スペインは15年くらい前はアパートでの外干しの文化があったように思いますが、今はどうなんでしょう・・・?ドイツもフランスもお庭がある家庭では外干し文化があるのかもしれません。まぁ、ドイツは寒い期間が長いので、外干ししたら凍っちゃいますからね。(リスボンも高級住宅街となると、外干しはしないことでしょう)

見晴らしの良いビューポイントで、ピニャコラーダ売りが。買うよね、買っちゃうよね。

街の至るところにトゥクトゥクが。
16年前にリスボンを旅行した時にはなかった気がしますが、リスボンはいつの間にかトゥクトゥクでの観光がポピュラーに。リスボンはなんとなくアジアの街っぽい風情もある街なので、なんだかトゥクトゥクが絶妙にマッチしてました。
次はChurch of Our Lady Grace。正確な金額は忘れてしまいましたが、5€くらいだったかな・・・?
以前来た時も感じたのですが、リスボンの歴史的建造物の外観ってなんとなく、ちょっとダメージある感じを受けてしまいます。数年に一回修復しているのだと思いますが、海の近くなので、潮風でダメージを受けやすいのでしょう。

教会の中には現代のアーティストによる宗教画展が。

教会の中。ピンクでかわいらしい感じ。

教会の屋上から見た風景。リスボンの街に太陽が沈む・・・
この教会は屋上から景色が望めるのですが、ワインやコーラなど飲み物が一杯無料で配布されてました。教会のルーフトップでフリードリンクは初めてのことだったので、これもまたちょっと新鮮でした。
そんなにせかせかしていないスケジュールだったので、この日の観光はこれにて終了。振り返ってみたら、もっといろいろできたでしょwと思わなくはないですが、ゆるゆるの旅なのでお許しを・・・
2日目ディナー
日も沈んだことなので、ホテルに戻ってしばらくゆっくりした後でErva Restaurant & Barというレストランへ
夫氏は結局、Tシャツにジャケット着用、デニム、スニーカー、私はワンピースにスニーカーという装い。しかし彼の心配をよそに、やっぱり誰もカジュアルフォーマルのドレスコード守ってなかったです。やっぱりねw まぁ、夫氏の誕生日だったことですし、久しぶりに二人でおしゃれが楽しめてたのでよしとします。
何はともあれ、こちらのレストラン、お味が超絶絶品でございました。私はスターターはマグロのタタキを頼みました。生卵と混ぜるスタイルでヨーロッパではなかなか見かけない(Or 私が知らない)スタイル。タタキも美味しかったけど、下の写真のチーズもパンもオリーブオイルもすべてが美味しくて感動。左からハーブ入りのブラッタチーズ、右二つはバターで、一つはゴートバターだったかな。なめらかで上品な味わいで、あやうく何枚もパンを食べてしまうところでした。メインが入らなくなる恐れ大・・・!
写真にはないけど、オリーブオイルも濃厚で芳醇な味わいでございました。苦味もなく、オリーブオイルだけでもパンが何枚もいけちゃうやつ。さすがオリーブオイル文化の国!
私はメインに白身魚、夫は牛肉のステーキを頂きました(夫が常にステーキを選んでいるのは、シーフードが食べれず、あんまり選択肢がないから・・・💦) この白身魚も言うまでもなく、美 ・ 味 !
魚の皮が嫌いな私ですら、難なく食べれる、それどころか皮をもっと食べたいとすら感じるほどでした!皮はパリッと、白身はふわっと、でした。
個人的に、ヨーロッパの中ではフランス、イタリア、ハンガリーがご飯の美味しいトップ3だったのですが、今回のポルトガル旅行でハンガリーがポルトガルに座を明け渡した感じです笑。シーフード料理も豊富なので、日本人には合うのでしょう。
というわけで、ポルトガル旅行2日目でした!あと2回続きます~