海外就職

病気の時はホームオフィスも可!ドイツ企業の病欠事情 

本日興味深いツイートを見つけました。といってもそのツイートを見逃してしまったのですが…「インフルエンザで会社を欠勤した、あぁ~今月の給料下がるなぁ~」みたいなつぶやきだったと思います。

え!

日本って病欠したら、有休で差し引かれるとか、欠勤扱いで給料から引かれるんでしたっけ?

外国にかぶれているようでなんか嫌なんですけど、長らく日本で働いていないのですっかり忘れてました。

今回は日本の病欠事情、ドイツの病欠事情の違いについて書いてみますね。

日本の病欠事情

例えばインフルエンザにかかって会社を2日休むとします。インフルエンザって伝染するので、インフルエンザにかかってしまった場合は出勤してもらわないほうが会社のためです。

でも!これは会社の就業規則にによるみたいなのですが、その2日分、お給料から引くか、有休を減らすかする会社が大半なのだそうです。2018年度の有給が残り5日だったとすると、病欠分が有給の残りの日数から差し引かれ、有休の日数は残り3日となる、というようなことですね。

すべての会社がこういう制度を使っているわけではないと思いますが、ざっとリサーチしたところ、こういう会社は非常に多いみたいですね。

休んだ分給料から引かれるってやだなぁ、有休減らされるのもやだなぁ・・・。

ドイツで病欠の場合

ドイツは、Krankheitsurlaub(英語:Sick Leave) という制度があります。これは有給とはまったく別のもので、例えば2日休んだ場合は2日間のKrankheitsurlaub (筆者はいつもSick leaveと呼んでいるので、Sick Leave と表記します) が付与され、減給や有休から差し引かれるということはありません。

ただし会社ごとの就業規定が設けてあって、

2日以上のSick Leaveは医者に一筆書いてもらう必要があります。例えば、「この人はインフルエンザでx月x日~x日まで仕事にいけません」みたいなやつですね。

会社を1日休むだけならば、わざわざ医者に行って通知書をもらう必要はなく、会社に「休みます~」と電話かメールを一本入れるだけで済みますが、Sick leave 扱いにしたければ必ず医者に行き、通知書をもらう必要があります。

「Sick leave 扱いにしたけば」というのがポイントで、もし医者からの通知書もないまま2日以上会社を欠勤した場合は、ペナルティとして有給から差し引かれるか減給されるかのどちらかになる場合があります。

つまり医者からの通知書がある限りは、減給にも有給差し引きにもならないというわけです。この制度に筆者も何度助けられたかはわかりません。

さっき、病欠について彼氏(フランス人)話していたんですが、フランスでも日本と同じように減給される形になるのだそうで、この点においては、ドイツの病欠扱いはかなり好待遇と言えますね。

ドイツの病欠事情

筆者が日本で働いていた時はほとんど会社を休んだ記憶がないのですが(若く、健康な20代だった)、日本の人たちってなかなか会社を休むってないですよね?

「自分が会社を休むと周りの人に迷惑がかかる」とか「やっている仕事が終わらない」「同僚の目が気になる」とか休まない事情はいろいろとあると思います。

ドイツでは結構普通に会社を休みます。わたしもドイツに来てからちょくちょく体調を崩しているので、会社を休むこともしばしば。

興味深いエピソードがあるので、紹介しますね。

わたしがドイツに来て初めての冬、インフルエンザにかかってしまって、こんこんこんこん咳きこんでました。さすがに1日では完治せず2日以上休むことになったので、2日目に医者に行きました。

私:「まだ咳が出るけど、もうほぼ体調はよくなりました。明日は会社に行きたいから、今日までの病欠通知書を書いてください」

と言ったら、

ドクター:「ダメダメ!まだ咳が出てるんだから、明日は会社を休まなきゃ!なんなら金曜まで出勤停止と書いてあげるよ!」

と言って、さらりとほぼ一週間分の病欠通知を書いてくれました。

え?笑

これには結構驚きました。インフルエンザとは言え、風邪で一週間も会社を休むなんて・・・と目からうろこでした。

確かに咳がまだ出てるのに会社で同僚にうつしてしまうことの方がよっぽど会社にとっては迷惑です。また体調が万全ではない中仕事をしても、良いパフォーマンスは出ないということが理由でしょうか。

ゆっくり休んで、早く治す。それからバリバリ仕事をする、というのがドイツ式。

ちなみにドイツの風邪の処方箋は「ハーブティー」。医者ですら「たくさんお茶を飲むんだよ!」とアドバイスしてきます。

まことしやかにささやかれる噂では、無理して患者を会社に行かせて何か起こった時に医師が責任を取れない、という理由もあるみたいですけどね。

体調不良の時はホームオフィスを選択する場合も

実はこれを書いている本日も筆者は会社を休んでました。

でも本日は病欠ではなく、「ホームオフィス」、家で通常業務を行っていました。病欠扱いにもなりません。

今の時代、メールでもスカイプでもチャットでもwhatappでもなんでもコミュニケーション取れますからね。スクリーンが2台ある会社に比べると、ちょっと生産性は落ちるのはいたしかたないとして、それでもまったく働かないよりは働いてくれた方が会社としては助かりますから。

病気ではなくても、子どもが小さくて面倒見てくれる人がいない場合などもホームオフィスを許してくれる会社もあります。今は同僚の男性がそうやってホームオフィスを許可してもらってます。

そういうフレキシブルな働き方ができるのは本当にありがたいことです。

まとめ

今回はドイツ企業の病欠に関する事柄について書いてみました。

最後に言い添えたいことが一つ。いくら病欠に寛容なドイツだからと言って、ずる休みを疑われる場合は解雇の対象になったりしますのでご注意を。

とは言え、重要な仕事をまかされたら休むにも休めないのはどこの国でも同じ。

体調管理には気を付けたいものですね。

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