Last Updated on 2022年4月12日 by Jo
このブログではあまり自分のことを書いていなかったので、「この人何してる人?」とお思いの方も多いでしょう。私は文筆系のフリーランサーですが、この度ストラテジーの変更で、5月からとある会社で働くことになりました。
まぁ、いろいろと葛藤があり、その葛藤はおいおいブログで書いていくとして、今回は「海外就職」について書いてみようと思います。
わたくし、一応、オーストラリア、シンガポール、ドイツで日系および外資系で働いてきた過去があるので、ちょっとは役に立つ情報が書けるかと。
ベルリンにいる日本人で会社で働きたい、という人は少ないだろうけど、誰かの役に立てば、という思いで一応記録しておきます。
職探しに使えるサイトは?
企業がアドを出すサイトはいくつかありますが、やはりIndeedが一番使えるかな、と。
https://de.indeed.com/Jobs-in-Berlin
あとは、StepstoneとかMonsterとかいろいろありますが、個人的にはIndeedを一番使ってました。
日系企業で働きたい人は、Career Crossとかエージェンシーを使うと良いかも。
でもベルリンで日系企業は見かけたことがありませんねぇ。日系企業で働きたい場合は、ミュンヘン、フランクフルト、デュッセルドルフまで行かないとなかなか見つけられないかもしれません。
CV(履歴書)はドイツ方式で
私はCVは英語で書きましたが、今回ドイツっぽい書き方に変えました。
オーストラリアの時に基本となるCVはすでに作っていたのですが、今回、よりドイツ人が好むようなミニマムのタイムライン方式に変更しました。
これはアメリカ人の友達(エンジニア)が「英語でCVを書くにしても、ドイツ方式にすることで、書類通過率が格段に上がる」と言っていたからです。書式を変えてからは、書類選考は90%くらいの確率で通るようになりました。
ちなみにドイツの会社だけではなく、私はアメリカの会社にも書類を送りましたが、アメリカの会社は履歴書の書き方にはとてもオープンな気がしました。全世界から書類が送られてくるので当然と言えば当然ですね。
応募するポジションによってCVを書き換える
これは本当に面倒なことですが、応募するポジションによって強調したいポイントなどが変わってくるので、ポジションによってCVの内容を変えます。
リサーチポジションであれば、過去の職歴の中でもとにかくリサーチに関係のあることを盛り込む。こうすることで、興味を持ってもらいやすくなります。
今回特にCVをミニマムに変え、一瞬で読める、一瞬でポイントがわかるCVに変更したので、強調したいポイントも人事の人にすぐ理解してもらえるようになったのではないかと思ってます。
面接前のリサーチ
CVを書くときもある程度のリサーチは必要ですが、面接の前はとにかくリサーチしまくることです。
募集しているポジションはどんなポジションか、どんな人物を求めているのか、その会社がそもそもどんなことをしているのか、どんなビジョンを持っているのか、競合会社はどんなところか、コミッションや利益はどういう風に得ているのか、素人から見てどんなところが課題か、などなど。
とにかく調べて、感想や質問をまとめておく。リサーチは本当に重要で、知識が少しでもあれば、面接時の会話がスムーズですし、わからないところはわかるまで質問できる。たくさん質問すると、「よく調べてるな」「熱意があるな」と思ってもらいやすいので、印象がまったく違います。
ちなみに私は面接の時は、自分のノートを広げて面接を受けます。面接の前にそれが可能かどうかお尋ねはしますが、ベルリンの面接で断られたことはありません。重要なことはすぐにメモできるし、質問もすぐに見返せる、いろいろとリサーチしていることもアピールできる(あざとい女ですみません)。
面接時の質問を想定しておく
リサーチとかぶるかもしれませんが、面接時に聞かれる質問を想定して、答えも用意しておくと良いでしょう。自分の想定した質問とは異なる場合でも、意外に臨機応変に対応できます。
例としては、セールスポジションに応募する場合、大半の場合、ロールプレイをさせられます。どうやってセールスするか、問題があった時にどう対応するか、とかですね。いきなり質問されても、あたふたするだけなので、あらかじめ考えておくと、対応しやすくなります。
応募・面接前に注意すべきこと
日系企業は例え候補者が、応募してきたポジションの経験がないとしても、人柄を気に入ってもらえたり、やる気があるのであれば比較的ポジティブな反応をもらえますが、外資(ドイツで外資と言っていいものか)系企業は、今までの経験、それから大学時代に学んだことと応募するポジションが繋がっている人が求められる傾向が強いです(個人の経験ですので、そうでない場合ももちろんあるでしょう)。
中途半端な動機のままキャリアチェンジしようとして面接に臨むと、拷問のような1時間になるので(私はこの拷問はすでに経験済み)、キャリアチェンジしたい場合は、理由をしっかり延べ、また応募するポジションと今までの経歴の関連する業務内容を説明する、それから志望動機をしっかりと説明することが大事です。
面接時の服装は?
最後にあまり役に立たない情報かもしれませんが、面接時の服装についてです。
ベルリンはとてもカジュアルな街。職種にもよりますが、結構カジュアルな恰好で面接に挑んで良い傾向にあります。銀行などに応募する場合の話は別ですが、ヒップなスタートアップ系の会社の面接に、スーツで登場すると、逆に浮きます。
どこまでも気負いのない街・我らが街ベルリン!
最後に
以上、海外就職(ドイツ)のためのちょっとしたTipsでした。ま、どれも当然のことですね。
最後になりますが、海外で就活中の皆さま、職を得ることがゴールではなく、これから文化も働き方も日本とはまったく違う日々が待っております。
有給たくさん、残業なし、フラットなヒエラルキーなどなど、海外で働くメリットを挙げればたくさんありますが、海外で働くって、普通に大変です。
ですが、収入のため、やりたいことをやるため、お互いがんばりましょう~。Viel Glück!