Last Updated on 2020年7月30日 by Jo
Hi夏休みに、「ドイツと言えば!」のノイシュバインシュタイン城を見に行ってきました!
ベルリン 中央駅からICEでミュンヘンに行き、ミュンヘンに数日ステイした後Füssen (フュッセン) という街に行きました。Füssen からバスでノイシュバインシュタイン城へ向かいました。
ノイシュバインシュタイン城までの行き方
日本からはミュンヘン、フランクフルト、ドュッセルドルフの3都市に直通があると思いますが、大きな都市でノイシュバイン城に近いのはミュンヘンです。
ミュンヘンからDB(ドイチェバーン)に乗って、Füssenという街に行きます。ミュンヘンからは2時間なので、日帰りもしようと思えばできる距離ですね。わたしたちはFüssen で一泊しました。小さな街ですが、カラフルで可愛らしい街でした☺️
ノイシュバインシュタイン城見学の注意点
文句なしに美しいお城ですが、1点絶対に注意してほしいことが。それはお城のチケット。これは必ず事前に購入してください。
でないと…!
長蛇の列で、1、2時間待つことになってしまいます(私たちは一時間待ったかな?)場合によっては数時間待ったり、最悪の場合は「本日のチケットはもうありません!」ということにもなりかねないので、必ずチケットは買うようにしてくださいね。
ルートヴィヒ2世の人生に魅せられる
実は私、このお城のことは昔から知っていましたが、たいして興味がなかったんです。でもせっかくミュンヘンに行くならば行こうじゃないかということで行ってみました。
お城自体素晴らしい作りで、たいした興味もなかった割に感銘を受けたのですが、それ以上に驚かされたのが、実はこのお城は中世に作られたお城ではないということ。
中世に傾倒したル-トヴィヒニ世によって、19世紀に建造されたのだそう。19世紀って言えば日本では明治維新があった頃くらいでしょうか。
意外と最近。
皆さん知ってました?私は知りませんでした。
中世の騎士道に魅惑されてしまったバイエルン王のルートヴィヒニ世が、中世のお城を真似て作ったものなんだそうです。
だからお城はその当時の最新技術、鉄筋コンクリートで作られているらしく、電気も通ってたのだとか。
あまりにも中世の騎士道に傾倒した王・ルートヴィヒ二世は治世よりも芸術を好み、ヴァ-グナ-のような芸術家を支援し、ノイシュバインシュタイン城のような傑作を世に残した反面で、湯水のようにお金を使ったために、バイエルン王国は財政破綻寸前であったと言います。
国民に背を向けた王様はいつしか“狂王”と呼ばれ、失脚し、軟禁され、最期は湖で謎に包まれた非業の死を遂げています。
またル-トヴィヒ二世が生きた時代は、ドイツが統一される前、第一次世界大戦の前の普墺戦争、普仏戦争の時代で、彼の人生からはバイエルン王国が歴史の渦の中に飲み込まれていく様子も伺えます。
ノイシュバインシュタイン城に私があまり興味がなかった理由は、19世紀のドイツにおいて当時圧倒的な力を持っていたプロイセン王国関連のお城ではなかったこと、つまり当時の歴史の中心地ではなかったことなのですが、ル-トヴィヒ二世を知ってからはとても興味が湧き、バイエルン王国のことを勉強する良い機会となりました。
こういうことがあるから旅行ってやめられないんですよね・・・