France

アングレーム国際漫画祭 2024  

Last Updated on 2024年3月21日 by Jo

1月にフランス南西部の街アングレームに行ってきたので、その様子をレポートしたいと思います(もう3月なのに、1月の話かよ、というつっこみはなしでw) タイトルの通り・・・国際漫画祭についてです!!

アングレーム国際漫画祭とは

アングレーム国際漫画祭とは、フランスのアングレームという街で毎年1月に開催される国際的な漫画祭のこと。ま、名前の通りですね。日本で言うと、年末にビックサイトで行われるコミケみたいなものでしょうか?ヨーロッパでは1,2を争う規模の漫画フェスティバルのようで、漫画界のカンヌ祭とも言われています。

【公式サイト】Festival Angouleme (EN/FR)

私は90年代のりぼん、並びにジャンプ黄金時代に子どもだったもので(ママレードボーイやら姫ちゃんのりぼんとか、ジャンプだったら、ドラゴンボールやスラムダンクの世代です)、今でも漫画が大好き。なのでフランスに住んでいる間に、アングレームには一度行ってみたかったのです・・・!

アングレームはフランスで60番目に大きな都市で、古くはローマ帝国時代から歴史にその名が登場し、現在は芸術と歴史の街という立ち位置です(ウイキペディアより)。

パリからTGV(日本で言う新幹線)を使って2時間、車だと5時間ほどの距離にある街です。

漫画祭は金曜から日曜にかけて三日間開催され、町全体が開催場所になります。以下のマップのようにイベント会場が点在しているので、イベント会場をはしごする間にアングレームの街をしっかりと観光できるようになっております😊

見にくいですが、こんな感じで街全体が会場になってます。

漫画大国我が日本からも毎年ゲストがいらっしゃっているようですが、今年はなんとなんと、漫画界のレジェンド萩尾望都先生(『トーマの心臓』『ポーの一族』)!!!!!と、 沙村広明先生(『無限の住人』) 、坂本眞一先生(『モートゥルコマンドーGUY』、『益荒王』)がいらっしゃっていました。

私はアングレームの漫画祭にはいつか行きたいとは思っていたのですが今年はスケジュール的にどうかな~と思っていたところ、ゲストが萩尾先生だとわかるやいなや、速攻チケットを買いました!!

だって、モー様のご降臨ですよ・・・!!!(望都という名前からモー様と呼ばれています)

とはいえ、車を出してくれる夫の仕事のスケジュールが合わず、萩尾先生のワークショップには参加することが叶わず、展示館にだけ参加できました。

漫画祭の様子

 展示会においても写真はオッケーだったのですが、著作権の問題もあるので、街中に貼ってあった展示会のポスターだけを本ブログには挙げさせてもらいます。

萩尾先生は正確には私の世代ではないのですが、私が影響を受けまくった漫画家さんがこぞって萩尾先生を崇めていらっしゃるので(例えば、『BASARA』や『ミステリというなかれ』の田村由美先生)、全部の作品とは言いませんが、その流れで詠むようになりました。私のキンドルの中に何冊も入れてます。

私が言うまでもないことですが、萩尾先生はその絵の美しさ、画力に加え、漫画に文学を持ち込んだと言われる少女漫画界のレジェンドです。日本におけるBLの祖とも言われており、その後の少女漫家たちに与えた影響は多大です。

フランスは日本に次いで漫画が読まれている国だと言われていますが、実はその大半は「少年漫画」。少女漫画は今まであまり注目されていませんでした。確かにフランスの本屋には必ずと言っていいほど漫画のセクションがありますが、そのほとんどが少年漫画で、少女漫画で育った私としては少し寂しい気がしてました。

しかし、近年少女漫画がやっと評価されつつあり、その功労者である萩尾先生が今回のアングレーム国際漫画祭の主役だったと言っても過言ではないでしょう。

確かに一度萩尾先生の漫画を読むと、これをこう書くのか・・・!と度肝を抜かれるような描写力と表現力があって、それは漫画の神様・手塚治虫先生のそれにも決して引けを取りません(ちなみに萩尾先生が漫画を描き始めたきっかけは手塚先生の『新選組』を読んだこととおっしゃっていたはずです)。

漫画祭の最終日に発表された特別栄誉賞は萩尾先生でした。

ちなみにクーリエからも記事がでてました。こちら→ 漫画大国フランスがついに「少女漫画」の魅力に気づきはじめた

佐山先生のワークショップには参加して、お話を聞くことができました。こちらも盛況。司会者が「高橋留美子先生の影響について」を聞いたところ、「自分はそこまで熱心な読者ではなかったが、高橋先生の絵には影響を受けている、性癖歪まされましたね~」とおっしゃっており、かなりぎょっとしましたw フランス語の通訳の方がどう訳したのかは聞こえなかったけど、どよめきも失笑もなかったので、当たり障りない訳をされたんでしょうね。ちょっとほっとしました。

街の様子はこんな感じ。

イベント会場

アングレームの街の様子。

ちなみに、漫画祭に参加するには、パスを買います。一日、二日、三日などのパスを選べ、ワークショップなどに参加する場合はまた別途チケットを購入する形です。私たちは一日券を買いましたが、全然時間が足りず、二日間パスを買えばよかったなーと後悔しました。次回行くときは、最低でも二日間パスを買おうと思います。

おまけ

私たちは一日パスしか買ってなかったのですが、アングレームには前日入りしました・・・のはずでしたが、当時農家の方たちの大規模ストが起こっており、高速道路、および主要なルートが彼らによって封鎖されるという憂き目をみました。通常私たちの家から4時間ほどでアングレームに到着予定が、6時間くらいかかりました。ストは労働者の権利だし、通常は支持することが多いですが、これにはかなり参りました。ストの甲斐あって、政府との交渉では彼らに有利な条件が引き出せたようですね・・・ふぅ。

宿泊はアングレームから車で30分ほど離れたB&Bにしました。最近フランスの田舎町のB&Bに泊まることがマイブームです。オーナーの方はフィンランドの方でした。もう一組の宿泊者はオランダからで、農家のストに遭い、急遽宿泊することになったと言ってました。

フランスの伝統的な家を改装した宿で、高級ホテルとはまた違う趣があって良きです。素敵なB&B探しが趣味になりそう。

夜ごはんは、アングレームの街でモロッコ料理を!この日は特別メニューでクスクスしかオーダーできなかったのですが、かなり美味しかったのでよしとします。

大好き、クスクス。モロッコ料理はクスクス以外を試したことがないので、次回は違うメニューも試してみたいです。

というわけで、アングレーム国際漫画祭についてでした!À bientôt!

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