Berlin

ベルリン生活6年を振り返る。ワーホリから就労ビザ取得、1年目 

Last Updated on 2022年4月12日 by Jo

別に「ベルリンに来て今日で6年!」とかでもなんでもないんですが、なんとなーくそろそろドイツ生活を振り返ろうかな~と思い立ちまして、筆を取らせて頂きました(この表現って今で言うと、「パソコンを立ち上げました」みたいなものでしょうかね)。

個人的には外国在住の人の日記のようなブログが好きで、ついつい読んでしまうので、本当はこのブログもそういう風に書きたいんですが、そうするとなかなか読んでもらえないので、悩みつつ、細々とブログ運営してます。

たまにこういう日記もいれさせてください。

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観光ビザで来独、現地でワーホリ申請

ドイツを選んだ理由

わたしがベルリンに来たのは、今からかれこれ6年前。2013年のことです。

本当はUKに行きたかったんです。UKのインディーズロックが好きで。まぁなんとも若い理由ですが、UKに行きたかったと言っても、基本的にワーホリ(UKの場合はユースモビリティビザですか)がある国の中で、行きたい国を選んでました(じゃなければ、断然スペインがいい。当時はスペインのワーホリなかった)

長い目で見たワーホリの良し悪しはおいておいても、1年間その国に滞在できるビザが簡単に手に入ることを考えれば、ワーホリって本当に便利な制度だなぁと思いますね。あとはなんと言っても、ワーホリを使って滞在先で働けるってのは大きいですよね(各国の規定によって違うかとは思いますが)

が、あえなく撃沈。当時からUKはかなり移民を制限してたので、30歳以下の駐在員などもユースモビリティビザに応募する人が多かった、との噂もありましたから、UKのユースモビリティビザを取れるのはほぼ宝くじに当たるようなものでしたね・・・

Ukの夢が打ち砕かれた後はフランスに行こうとも考えたんですが、フランスってワーホリの申請が東京か大阪でしかできなかったんですよね~。面接や論文っぽいのもあったので、ちょっと面倒だな~と思って、ドイツのワーホリ要綱見ると、現地で申請可!とあるではないですか!

もういっちゃえ~(≧▽≦) だけのノリで、飛行機を予約し、ドイツにやって来たというわけです。

ということで、ドイツには観光ビザで入り、ワーホリの現地申請をしました。

ベルリンを選んだ理由

なんでベルリンなのかということもよく聞かれるんですけど、あまりたいして興味のなかったドイツで、なんかおもしろそう♪と思えたのがベルリンで、アートや音楽も盛んってことで軽ーい気持ちでベルリンにしました。

「よしベルリンに移住しよう!」と思ってベルリンにやってきたわけではなく、数か月の滞在の予定でベルリンに来ただけだったので、ほとんど何も調べることなく、ベルリンの地を踏みました 笑

若いって・・・!

ドイツは就労ビザやフリーランスビザが取りやすいということも知ったのはベルリンに来てから。今思うと、本当にラッキーでした。

今はさすがに6年も住んでいるのでベルリンの嫌なところも見えてますが、当時ベルリンにやって来た時は、それはもう、本当に恋に落ちたかのようで・・・!

フリードリッヒハイムのボックスハーゲナーの近くにアパートを借りてたんですが、蚤の市も楽しかったし、かわいいカフェもあり、ちっちゃな映画館もあったり、またどーん!と威圧的なDDR(東ドイツ)の建物なんかがあったりして、なんかすっごいワクワクしたんですよね。

ベルグハインっていう超有名なクラブがあるらしいとか(普通に知らなかった)、貧乏なアーティストがたくさん暮らしてるとか、家賃が激安、とか今までわたしの中にない世界が広がっていて、すべてが自分にとって新しかったです。

ベルリンに来るまで3年ほど、ヨーロッパ、オセアニア、アジアの国で暮らしていたことがあって、ベルリンが初めての外国というわけではなかったのに、それでも一つ一つが新しく、ここにもっと長く住みたい!と思っちゃったんですよねぇ・・・

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夢みたいに楽しかったベルリンでのワーホリ時代

そういうわけで、ベルリンに来て数か月はもう本当に夢のように楽しくて、「ベルリン最高!」みたいな気分でしたよ、本当。

まぁ当時29歳で、絶賛ライフクライシスだったんですが、ベルリンに来た当初の数か月はすべてを忘れるくらい楽しかった思い出があります。

まだお酒もがんがん飲んでましたし、クラビングもしてましたしね 笑 (今はお酒もほとんど飲まないし、クラブも行ってないですね・・・)

何があんなに楽しかったんだろうな~と考えると、とにかく「社交するのが楽しかった」ってことに尽きます。

1.アーティストをはじめいろんな職業の人に会えた 2.いろんな国の人と会えた

この2つが、新たな自分の扉を開けてくれた感があります。会社員をしてると、なかなか会社員以外の職業の人って会わないし、交わらないけど、ベルリンではいろんな業種の人と出会います。それからいろんな国の人とも。それこそ、シリアの内戦から逃げて来た人と友達になった時はいろんなことを考えさせられました。

外国人とアパートをシェアすることもすごく楽しかった記憶があります。ただキッチンで話してるだけで楽しかった時期です、この頃。

わたしはこの時期ちょっとフリーランス的なことをしたり、ブログ書いたり、自分のプロジェクトやったり、比較的のんびり過ごしてました。

が、確実にお金はなくなっていくからそろそろなんかやんなきゃなー・・・

ワーホリビザから就労ビザへ

ということで、就職先を探しました。ワーホリのビザを持っていたので、すぐにても働けることは知ってましたが、なにせ就職先がない 笑

軽い旅行のつもりで来たので、ベルリンに来た時の所持金(ていうか全財産)って50万くらいしかなかったじゃないかなぁ、その頃。いくらお金があれば足りるのかって心配してましたが、まぁなんとかなるもんです。

それはしかし、ラッキーなことに就職先が見つかったから!海外就職に関してはこの辺のブログに書いてるので、どうぞご一読ください。

海外就職しやすい国「ドイツ」 で仕事を探そう!

就職先が見つかって、数か月はワーホリのまま働いて、その後就労ビザに切り替えました。当時はビザに就職先が紐づけてあって、そこで働いている限りはドイツにいてオッケー、なビザでした。

これもそのうちブログに詳しく書きますね。

辛かったドイツでの最初の就職

ベルリンで最初に働いた会社ねー、結構大きな会社だったんですけど「従業員はただのコマ」感がすごくて。大量に入っては大量にやめていく、続ける人は別に仕事を持っていて副業的な感じで働くか、わたしみたいに移民やイタリアで職にあぶれた人、そもそも特別なスキルがない人が多かった印象です。

スキルなしでも海外就職は可能?ドイツで会社員5年している私が答えます。

スキル・経験・専門性・お金がないわたしを雇ってくれたことは今でも本当に感謝してるけど、この時期はいろいろ辛かったなぁ。

はじめてヨーロッパ人の中だけで働いて(オージーもいたかな)、働き方が結構違う・・・!やはり自分は日本人だからお客さんに対してとにかく丁寧に、できるだけサポートしてあげたいと思うけど、それが過剰な丁寧さだと思われて、数字が出ないのにそれをやってるあなたが理解できない的なムードだったり、

1人だけアジア人でカルチャー違うし、英語が完璧でないばかりに的外れなこと返事してたり、そうこうしているうちに「この子はちょっと変わってんな・・・?」みたいな雰囲気になって、あんまり誰とも親しくなれなかったり。誰も自分を理解してくれない、と孤立化、孤独化していった時期でもあります。

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ほぼ鬱状態。日本への本帰国を日々考えてた

思い描いてたヨーロッパ生活を送れてない焦り、こんなはずじゃなかった感、人間関係の構築がうまくいかない絶望感、また日本の友達も家族も「わかってくれないだろうなぁ」とか思ってますます孤独になったり、ベルリンに来て1年経った頃は結構鬱鬱としてましたね~

日本にいた時の方が全然楽しかったやん!なんでわたしはこんなつらい思いしてドイツにいるんだろうって毎日思ってました、このころ。わたしはグローバルな人間じゃなかった、こんなにもインターナショナルな環境では通じないんだ、と思って半ば打ちひしがれてました。

日本にいた方が幸せだったかも・・・と毎日思って生きてるから、気持ちが日本に引きずられてしまって、英語がだんだん下手になる、という現象も起きました。

「なに話してるのかわからない」と言われたことも一度や二度じゃありません。英語はね、もともと下手な方じゃないんですけど、とにかく気持ちが日本に行き過ぎて、英語が全然出てこない時期がありました。そうするとまた人が離れていって、悪循環の無限ループ 笑

この頃はほんと、今思い出しても涙出るし、なんか変な汗かくというか口の中が苦くなるというか・・・

絶賛ライフクライシスの中、文化の壁にも遭遇し、踏んだり蹴ったり、満身創痍の時期でした・・・

次はドイツ生活2年目をまとめます

海外に長く住んでいる人のブログを拝見させていただくと、多かれ少なかれこういう時期があるようですし、病んでいた当時、そういうブログに出会う度に「わたしだけじゃないんだ」と勝手に励まされたような気持ちになったものです。

なので、自分の経験ももしかすると、誰かの役に立つかもしれないとの思いでこのシリーズを書くことにしました。

今回は1年間を通しで書いたのでいづれの出来事も当時の自分の気持ちもさらっと書いてますが、いったん6年分をまとめたら(そんなにあるのかよと思わないで・・・笑)、もっと詳細を書いて行こうかな~と思ってます。

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