Last Updated on 2022年4月12日 by Jo
投稿日:2018年10月26日
この記事では、ドイツで働く人の転職活動や、転職する際のビザについて、自分の体験談も踏まえながら書いていきたいと思います。
転職活動って正直面倒ですよね。ましてや海外に住んでいるとビザ問題が転職に絡んできてさらに面倒です。
今回の投稿では、ドイツでどういう風に転職活動を進めていくか、その際のビザについても書いてます。今の会社を辞めようかと思っているけど、ビザってどうなるんだろう、ってことにも触れてます。
ドイツで転職活動
職探しサイト・エージェントを活用する
基本的には、日本・もしくは日本以外の国に住んでいて、近い将来ドイツで働きたいなぁ、と思う人も、今ドイツに住んでいて就職活動・転職活動を行う場合も王道は変わらないかと。
ドイツで就職しよう!エージェント活用やヘッドハンティングされるもあり!
上記のポストにもあるように、IndeedやMonster なんかで地道に求人案内探して毎日履歴書送って、みたいにするのがドイツでも一般的な感じはします。
ジョブオファー待ち
自分で自発的にサイトで求人を見るのもいいですが、それだとどうしても競争率が高いので、履歴書をサイトに登録して、あちらから自分を見つけてもらうのもありです。
【ドイツで転職】スカウトされちゃうかも。Linkedinを活用しよう!
Linkedinにサインアップして、自分のプロフィールを作成したら、「設定→プライバシー→求職活動の設定」で転職活動関心シグナルをオンにしておけば、あなたのプロフィールに関心を持った人が連絡を取ってくれます。
とはいえ、魅力的なプロフィールであれば転職関心シグナルをオンにしてなくても、リクルーターたちが放っておきません。
わたしも少しリクルーター的なことをしているので書かせてもらうと、リクルーターたちは居住地(国くらいまで)でよい人材を探しているので、居住地を日本にしていてもドイツの会社からのジョブオファーはなかなか厳しいかもしれません。
わたしはもっぱらLinkedin ユーザーですが、ドイツではXingも人気なので、そちらにも登録しておくと範囲が広がります。
が!
リクルーターたちも適当に探しているわけではないので、専門性、素晴らしいキャリアなどなど、やはり魅力的なプロフィールにしかジョブオファーが来ない、という現実もありますね・・・。 でも何があるかわからないから、登録しておいて損はなし!
Agentur für Arbeit (ハローワーク的な場所)に登録する
実はね、わたしも2019年3月今転職活動中(?)でして、Agentur für Arbeit に2月に登録してきました。近所のAgentur für Arbeitに行けばいいのかと思って行ったら、「大学卒?じゃあCharlottenburgのAgentur für Arbeitに行って!」と有無を言わさず追い返されました。
それはまた詳しく書くとして・・・
Agentur für Arbeit は新しい仕事を見つける公的なエージェンシーなので(失業保険もここが担当)、活用してみていいのではないかと思います。ただ、ドイツ語オンリーなので、ドイツに来たばかりの人だと厳しいかもしれません。
自分のプロフィールやスキルチェックの後に、ドイツ人のエージェントの方とどんな仕事をしたいかなどの面接をした後、自分の経歴に見合う仕事があれば郵送で内容を送ってくれます。
わたしのスキルや職歴はなかなか専門性がないし、あまりヨーロッパでは魅力的なものではないので全然ですが、専門や分野によっては結構きちんとしたオファーをしてくれそうです。
紹介・コネで転職
日本でコネと言えばなんだかブラックな響きがありますが、ベルリンでは紹介やコネ採用ってかなり多いです。旦那さんや友達、元同僚などから紹介してもらって、面接をきちんと受けた後採用になったというケースもよく聞きます。
紹介した側にもメリットがあって、紹介した人がきちんと一定期間その会社で働いてくれれば紹介した人へ紹介料が入る仕組みとなっているので、どちらにとってもベネフィシャル。
できるだけ多く知り合いを作り、仕事を探しているということを伝えていれば、ひょんなきっかけで「うちの会社どう?」なんてこともあるかもしれません。
コネクション、大事・・・!
ドイツでの転職時はビザを切り替える必要あり
以上のツールを駆使して就職・転職が決まった方、おめでとうございます!
ここからはドイツで転職する際の就労ビザについてお話します。
永住権を持ってる人はもちろん、ドイツで転職するからと言ってビザの切り替えなんて必要ないです。
が、
わたしのようにこちらで仕事を仕事を見つけて(ドイツにある企業で雇われる場合)、就労ビザを取得した方は、もし転職する場合はビザの切り替えが必要となります。
自分が働く(働いている)会社がスポンサーとなって、ビザが発給されているわけですので、基本的にビザの有効期間は会社の契約期間となります。
例えば2018年11月1日採用で、1年間の契約書を会社からもらったとしたら、外人局があなたに就労ビザを出してくれる期間は2019年の10月31日までとなります。注1。
その会社との契約が切れればそのビザは失効し、ドイツにはいられないことになります 注2。
注1*これは担当官次第では、2019年の1月31日までのビザをくれたりします。新規ビザの申請の時はほとんどないと思いますが、更新の時はこういうボーナスをくれたりします。ちなみに私のドイツ生活2年目、最初にビザの更新に行った時、会社からの契約書は1年だったにもかかわらず、ビザは1年4か月でました。
注2*もちろん例外はあって、私は以前働いていた会社との契約が切れてもビザは期限まで有効でしたが(注1参照)、友人は似たような状況で契約切れ=即退去でした。この点について私は専門家ではないので、外人局に行って尋ねた方がいいと思います。予約取れないけど・・・!
4年ドイツで働いたらビザの条件が緩くなるよ!
ここからは個人的な体験なので、皆が皆そういうわけではない、こういった一例もあるよ、ということでご参照ください。
前回も書いたのですが(【ドイツ在住者向け】ドイツ 就 労 ビザの更新してきました!)、わたしはドイツ生活3年が経つ頃まで会社が変わるごとにビザ申請を行ってきました(途中フリーランスビザを挟む)。
でも2017年、ドイツに来て4年目、ワーホリ期間含め、ドイツに税金を納め、年金を払って4年後、職の制限がないビザに切り替わりました。
これは今わたしが働いている会社を辞めたとしても、失職時でビザが失効にならない、かつ転職しても期限まではどこで働いてもフリーランスになってもビザの書き換えがいらないビザになりました。
転職したくてもビザが・・・!という状況にならなくていいのでかなり気持ちが楽になりました。
そのビザにしてください、と言ったわけでもないので、ラッキー!今年ビザの更新に行ったら、さらに3年もらえてさらにラッキーでした。契約書は1年なのに!
ビザの有効期限についての余談ですが、
ドイツは2年目までは期限付きの契約書なのですが、2年目以降もし契約を続ける場合は期限なしの契約を結ばなくてはなりません(職種によっては最初から期限なしの契約書をもらえることも)。
期限なしの契約書というのは本当に強く、これを持って外人局に行った友達はさくっと5年間のビザをもらえてました。
次は永住権の申請に来てね~と言われてました。すごい・・・
こんな風にドイツ(ベルリンだけ?)のビザは良くも悪くもかなり人と個々の状況による、としか言いようがないんですよね…
最後に
ビザのことはわたしもも専門家ではなく、友達や自分の体験談を元にこの記事を書いています。誰かの参考になればうれしいですが、あくまで参考程度に読んでいただけたら嬉しいです。
もし質問があれば私のわかる範囲でならお答えします。
おわり